投資を始めた人は何を根拠に投資を行えばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、現状の経済状況について、私なりにまとめていきます。
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コロナ禍の影響
コロナ禍の影響は2019年ごろから現在に至るまで長く続いています。
このことにより、どの国、企業でもかなりの費用を負担しており、会社運営も厳しい状況にあります。
特に、航空業界、観光業界、飲食業界に至っては、蔓延防止措置法などの政策と相まって、大打撃を受けております。
こうした背景により、多くの企業が打撃を受ける中、高成長をもたらしている企業も存在します。
例えば、海運業です。
コロナの影響は、リモートワークなどの働き方の変化を生んだだけでなく、オンラインで物を購入するといった巣ごもり消費の増加が見られるようになりました。
従って、海運業や運輸業などの業界の売り上げは大幅にアウトパフォームした背景があります。
原料高の影響
昨今では、原料高も叫ばれており、商品価格は大幅に上昇しております。
この背景には、ウクライナとロシアの戦争が背景にあり、資源国家の両国からの輸入が制限されたことにより、商品価格の大幅な上昇につながりました。
資源大国であるロシアには様々な資源に対する貿易の取引が禁止されたことにより、EU諸国などロシアからの輸入に頼っていた国は、別のサプライチェーンの構築に急いでおります。
こうした結果、諸外国ではみるみる物価が上昇しており、アメリカでは金利を上げる措置をとっております。
悪い円安が追い討ちをかける
為替市場を見てみると、日本の円安が目を引きます。
原料高によって、アメリカなどの諸外国は金利を上げる政策に踏み切っている一方で、日銀の対応は、一貫して、金融緩和を行っています。
これにより、円売りの貴重が高まり、円安につながっているのです。
金融商品について
このような状況を踏まえて言えば、
商品などのコモディティに関しては、今後も上昇すると考えています。
特に、金は、「有事の金」とも言われ、戦争など先が不安な状況に変われる金融商品だと言われています。
実際に、金相場は急上昇しているため、こうした商品はこの先も伸びていく可能性は十分にあり得ます。
一方で、指数などに関しては、なかなか見通しの悪い状況が続きそうかと考えています。
様々なマイナス材料が重なっている今、指数に多く積み増すのは損失を被る可能性があります。